華やかな芸能界でトップを走り続ける唐沢寿明さん。
そのスマートな佇まいからは想像もつきませんが、彼の10代後半から20代前半は、同世代が楽しいキャンパスライフを謳歌する中で、
文字通り「命がけ」の極貧生活を送っていました。
今回は、唐沢さんの学歴と、大学へは進学せず泥泥になって掴み取った過酷すぎる下積み時代、
そしてそこからの大逆転サクセスストーリーに迫ります。
大学進学はなし、16歳で突きつけられた「高校中退と家出」の現実
ネット上では唐沢さんの学歴や大学について調べられることもありますが、唐沢さんは大学には進学していません。
それどころか、在籍していた東京都立蔵前工業高校も、高校2年生(16〜17歳頃)の時に中退しています。
そこには、あまりにも過酷な家庭環境がありました。
本格的に役者を目指すために高校を辞めると宣言した唐沢さんは、猛反対する父親と激しく衝突。
さらに、日常茶飯事だった両親の激しい夫婦喧嘩の仲裁に入った結果、
最愛の母親からも「あんたが出ていきなさい!」とまさかの勘当を言い渡されてしまいます。
身一つで実家を飛び出した16歳の少年に、親の援助を受けて大学へ進学するという選択肢など、最初から存在しなかったのです。
同世代が大学を楽しむ影で…「バナナ1本」と「ショッカーの着ぐるみ」
同世代の若者たちが大学に入学し、サークルやコンパなど華やかなキャンパスライフをスタートさせる中、
唐沢さんは孤独と貧困のどん底にいました。
仮面ライダーのスーツアクターとして命をかける日々
生きるために唐沢さんが飛び込んだのは、東映アクションクラブ。
そこで彼に与えられたのは、顔の出ない「仮面ライダー」の敵・ショッカー役や、スーパー戦隊シリーズの着ぐるみの中の人(スーツアクター)という裏方の仕事でした。
高い身体能力を持っていた唐沢さんは、地上30メートルからの飛び降りや、全身に火を纏って燃え上がる役など、
スタントマンさながらの危険な仕事を次々とこなします。
骨折や捻挫は日常茶飯事。
しかし、あまりの貧乏ゆえに保険にすら入っておらず、怪我をしてもただ耐えるしかないという、常に危険と隣り合わせの過酷な日々でした。
1日バナナ1本で飢えをしのいだ極貧アパート生活
住む場所もなく、叔母の家や先輩の家を転々としたのち、家賃1万3000円のわずか1畳(または極狭)のアパートに暮らしていた時期もあります。
当時の食生活は壮絶を極めました。
週に一度、わずか100円で買った1房(6本)のバナナが彼の一週間の全食料。
「1日に食べられるのはバナナ1本だけ」という限界状態の中で、胃袋を鳴らしながら、いつ来るともわからないチャンスを待ち続けていたのです。
8年の闇から「爽やか路線」への大逆転!掴み取ったスターの座
顔の出ない仕事ではなく、一人の「俳優」として認められたい。その一心でオーディションを受けまくった唐沢さんでしたが、現実は甘くありませんでした。
不合格の通知ばかりが届く日々は、なんと8年間も続きます。
しかし、20代半ばに差し掛かった頃、運命が動き出します。
「革ジャン」から「ポロシャツ」へ、起死回生のイメージチェンジ
当時の唐沢さんは、Tシャツに革ジャンという尖ったスタイルでオーディションに挑み続けていました。
しかし、所属事務所の社長から「ポロシャツとVネックセーターにしなさい(爽やか路線で行け)」とアドバイスを受けます。
半信半疑でその通りに「爽やか青年」へとイメージチェンジした途端、
それまでが嘘のようにオーディションに合格するようになったのです。
朝ドラ、そして『愛という名のもとに』で大ブレイク
24歳で初舞台を踏み、25歳の時にはNHK連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』の主要キャストに大抜擢。
この現場で、のちの最愛の妻となる山口智子さんと運命の出会いを果たします。
そして29歳の時、社会現象となった伝説のトレンディドラマ『愛という名のもとに』に出演。
チョロ(中野英雄さん)や貴子(鈴木保奈美さん)らと共に熱い青春群像劇を演じた唐沢さんは、
一躍トップスターへと登り詰め、8年間の暗闇から完全なる大逆転劇を演じ切ったのです。
まとめ:過酷な現場こそが、唐沢寿明の「大学」だった
同世代がキャンパスで学問や青春を楽しんでいた4年間、唐沢寿明さんは「バナナ1本」で飢えをしのぎ、スーツアクターとして泥まみれになりながら、
文字通り命をかけて演技とアクションの基礎を体に叩き込んでいました。
大学の卒業証書はありません。しかし、過酷すぎる現場で泥水をすすりながら培った「泥臭い経験」と「絶対に諦めない根性」こそが、
今の実力派俳優・唐沢寿明を支える何よりも頑丈な土台(キャンパス)となったのです。
どんな役を演じてもブレない人間の深みと、バラエティで見せる圧倒的なバイタリティ。
その裏側にある壮絶な下積み時代を知ると、彼の笑顔がより一層、輝かしく、そして強く見えてきますね!

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