NHK『おかあさんといっしょ』で11代目「うたのお兄さん」を務め、子どもたちやパパ・ママから絶大な人気を誇った横山だいすけさん。
いつも弾けるような笑顔で私たちを元気にしてくれた彼ですが、実は「うたのお兄さん」になる前、
あの日本最高峰の劇団・劇団四季に所属し、超人気ミュージカル『ライオンキング』に出演していたという驚きの経歴を持っていることをご存じでしょうか?
一見、うたのお兄さんとは全く別のルートにあるようにも思える「劇団四季」という舞台。
しかしそこには、夢を力技で引き寄せた、あまりにも熱く、少しクスッと笑える奇跡のドラマがあったのです。
今回は、だいすけお兄さんが「大いなる勘違い」から始まった無謀な挑戦を乗り越え、
世界の『ライオンキング』の舞台へ立ち、そして夢を叶えるまでの感動の軌跡に迫ります!
全てはここから始まった!劇団四季を目指した「大いなる勘違い」
高校生のときから「絶対にうたのお兄さんになる!」という一途な夢を抱いていた、だいすけさん。
国立音楽大学で声楽を学んでいた大学時代、彼はある新聞記事に目を奪われます。
そこには、当時のうたのお兄さんだった今井ゆうぞうさんが「劇団四季出身」であるという事実が書かれていました。
それを読んだだいすけさんは、こう直感します。
「そうか!劇団四季に入れば、うたのお兄さんのオーディションの話が回ってくるんだ!」
……実はこれ、完全なるだいすけさんの思い込み(笑)。NHKと劇団四季に直接的なパイプがあるわけではなく、のちに本人も「大いなる勘違いだった」と振り返っています。
しかし、このピュアすぎる勘違いが、彼の運命を大きく動かす起爆剤となったのです。
ダンス完全素人からの無謀な挑戦!体重が10kg落ちた地獄の猛特訓
「劇団四季を受ける!」と決意したものの、なんと入団試験までは残りわずか1ヶ月。
しかも当時のだいすけさんは、ダンス完全未経験の素人。
それどころか、体もガチガチに硬いという、ミュージカルを目指すには致命的な状態でした。
普通なら諦めてしまうような状況ですが、市民ミュージカルの先生に背中を押されただいすけさんは行動を起こします。
大学院のバレエの先生に必死で頼み込み、一般の女性たちに混ざって初級者クラスのレッスンをわずか3回だけ受講。
見よう見まねで必死に体を動かし、オーディションに突撃したのです。
結果は……持ち前の圧倒的な歌唱力が評価され、クラシック専攻枠で見事一発合格!
しかし、奇跡の裏には本当の試練が待っていました。入団後のレッスンは想像を絶するハードさ。
ダンスの基礎がないだいすけさんは、毎日夜中まで居残って猛特訓を重ねました。
その過酷さは、なんと数ヶ月で体重が10kgも激変するほど。ボロボロになりながらも、彼は夢のために食らいつき続けました。
念願の『ライオンキング』出演!子どもたちの笑顔が原動力に
劇団四季の研究生として汗を流すなか、だいすけさんはある光景に出会います。
それは、『ライオンキング』の客席で、目をキラキラと輝かせて舞台を見つめる子どもたちの姿でした。
「僕も、この子どもたちのためにライオンキングの舞台に立ちたい!」
その強い想いが、地獄の猛特訓を耐え抜くエネルギーとなりました。そして入団2年目、並み居る実力派の劇団員たちのなかから、見事つかみ取ったのです。
念願の『ライオンキング』(レイヨウ役など)への出演を!
あの劇団四季の象徴とも言える舞台で、だいすけさんは役者として、表現者として、最高の輝きを放ちました。
奇跡のタイミング!『ライオンキング』から「うたのお兄さん」へ
劇団四季で充実した日々を送っていたある日、突然の衝撃がだいすけさんを襲います。
後輩から「うたのお兄さんの一次オーディション、もう終わったらしいですよ」と聞かされたのです。
「勘違いから始まったとはいえ、うたのお兄さんになるためにここまで来たのに……」と絶望に暮れるだいすけさん。
しかし、ここでも彼の凄まじい行動力が奇跡を起こします。
ダメ元でNHKに「もうオーディションは終わりですか?」と電話をかけたところ、担当者から信じられない言葉が返ってきました。
「実は、奇しくも今日の朝、一次オーディションの追加募集を行うことが決まったばかりなんです」
なんというタイミングでしょうか。運命の神様が「来い!」と言っているとしか思えない瞬間でした。
だいすけさんはすぐに履歴書を書き上げ、オーディションへ。
劇団四季で鍛え上げられた実力を遺憾なく発揮し、見事11代目うたのお兄さんの座を勝ち取ったのです!
まとめ:人生に無駄なことなんて、何一つない
「うたのお兄さんになりたい」という一心で、大いなる勘違いから飛び込んだ劇団四季の世界。
一見すると、それは遠回りだったり、無謀な挑戦に見えたかもしれません。
しかし、劇団四季という日本一厳しい環境で、「激しく踊りながら、音程をブレさせずに歌う(飛びながら歌う)」という卓越した技術と豊かな表現力を身につけたからこそ、
彼はオーディションを突破し、歴代最長となる9年間もの間、うたのお兄さんとして打席に立ち続けることができたのです。
もし、高校時代にNHKに電話してそのままトントン拍子に受かっていたら、
私たちが知るあのパワフルで愛される「だいすけお兄さん」は存在していなかったかもしれません。
だいすけお兄さんの歩みは、私たちに教えてくれます。
「人生には、無駄なことなんて何一つない」
今、あなたが目の前の高い壁に苦しんでいたり、「遠回りをしているんじゃないか」と不安になっていたりしても、それは決して無駄ではありません。
一途な想いと努力を続けていれば、いつか必ず全ての点と点が繋がり、あなただけの大きな武器になるはずです。
夢を信じて突き進んだだいすけお兄さんの熱い生き様、本当に勇気をもらえますね!

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